2026年6月14日(日曜日) 12,531
今日の多摩川中流域。
今日はうれしい出会い、いや、「再会」がありました!
昨年の9月14日以来消息を絶っていた「片翼のカワアイサ♀」が、突然姿を現してくれたのです。信じられない!ずっと探していました。正直、もうダメかなぁと思っていました。
それが突然現れたのです。目を疑いました。でも間違いない。
今日の観察を終えて帰路につき始めていました。
一応、朝チェックした堰の周りを再びチェック。あっ!思わず叫んでしまいました! 何と件の「片翼のカワアイサ」が流れの中の岩の上に、ちょこんと座っているではありませんか!
目を疑いました。数時間前に同じ場所を見た時には何もいませんでした。
感動!
ジワリとこみ上げるものがありました。
そうです。あのカワアイサ♀です。
こんな時期の多摩川に他のカワアイサがいるわけがない!
「片翼のカワアイサ♀」は、2022年6月30日に始めて確認されました。
発見者は多摩川のベテラン常連さんの「N山」さんです。
少し下流の高圧線が走っているあたりの水面で確認されました。見た目は非常に元気でしたが、よく観察してみると、右側の翼が根元からスパっと切断されていました。たぶん、春の北帰行の途中で多摩川上空を通りかかった際、高圧線に衝突したのではないでしょうか?猛禽類などにやられたのでは、このように元気でいることは不可能だと思いました。
その後、毎年、このカワアイサは6月から秋にかけて多摩川中流域のマイ・フィールドに重なる地域にとどまり、冬になると二子玉川~野川の周辺に移動。
そして、また6月頃になると多摩川に帰って来る。
このようなサイクルを繰り返してきました。
不幸にも片翼を失い、もう二度と大空を羽ばたくことは出来なくなりました。北国へ戻り繁殖することもできません。孤独に耐えながら、命が尽きるまで見知らぬ土地で過ごさなければなりません。過酷な運命。それでも、「片翼のカワアイサ」はとても元気に泳ぎ、潜り、魚を獲り、休み、歩き、活発に過ごしていました。
我々も彼女の奮闘に感情移入してしまいましたが、遠くから静かに見守る事しかできませんでした。しかし、彼女の「不屈の生命力」を目の当りにし、逆に生きる勇気や元気をもらってきたような気も致します。
今年は春になっても姿が見えず、正直、「もうダメかな?」「もう足かけ4年にもなるしな。。。」などとささやき合っていました。それでも、あきらめ切れません。
どこかに居るかもしれないと思い、ほぼ毎日、二子玉川の野川との合流地点から宿河原堰までの区間を丁寧にチェックするように努めてきました。
あきらめかけていた矢先の突然の再会。
今日は本当に心が揺さぶられるような感動を覚えました。
元気でいてくれて、本当にありがとう!
| 右の翼が完全にありません。 |
| この2枚の写真は 2022年6月30日に はじめて見つかった時のものです。 |
| 右の翼の様子 痛々しい! |
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